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United Linux(ユナイテッド・リナックス)は、かつて存在したLinuxディストリビューションおよびその開発団体である。2004年に事実上終了した。 == 概要 == United Linuxは2002年5月30日に、Caldera、Conectiva、SUSE、ターボリナックスの4社により発表された、企業向けの統一Linuxディストリビューション名であり、その開発団体名でもある。 発表時よりインテル、AMD、IBM、富士通、ボーランド、SAP、後にはオラクルなどもUnited Linuxへの支持を表明した。 背景としてLinuxは各ディストリビューションによる差が多いため、特に企業ユーザーが求める各ベンダーのサポート対象ディストリビューションがレッドハットに集中し、企業向け市場でのレッドハットの独走状態を招き、「第二のマイクロソフト」とも呼ばれ警戒されていた。このためUnited Linuxは「反レッドハット連合」の側面があり、また「弱者連合」と揶揄される事もあった。 United LinuxはSUSE Enterprise Linuxをベースとして、4社がコア部分を共同開発し、各社が付加価値を加え製品化する事で、各ディストリビューションのコア部分の統一化を進めた。 しかし、2002年8月にCalderaはSCOグループと改名し、更に2003年3月にはLinuxをめぐる裁判を開始し、事実上United Linuxの活動を停止した。 また2002年8月にはSRA傘下となったターボリナックスが北米市場から撤退した。更に2003年11月にはSUSEがノベルに買収されたが、このことはSUSEがレッドハットに次ぐ存在になるとも警戒された。 2004年1月22日、ノベルのプレスカンファレンスにて、活動停止状態にあったUnited Linuxの終了が発表された。一定の標準化とISVの支持が得られた事で初期の目的は達成されたとの見方もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「United Linux」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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